2024年9月4日水曜日

私が思うジャンルの選び方

 クリームパンを買ったのに、クリームが入ってなかったらそれは悲劇😖

今、国内の〝アメトラ〟には同じことが言える。


トラディショナルは大きく分けて3つの時代から成り立つ。

(〜1900年初期はヨーロッパ文化が関わるので違うブログでやります🥰)


1900年前期のヴィンテージ・アンティークタトゥーは

不可能を手元にある物で可能にした時代でした。

今より技術や物の無さが背景にあり、黒と赤を主体とし

他のカラーは差し色に程度に使われた時代。



第二次世界大戦を境にタトゥーは変化した。

オールドスクール時代。インクの種類は乏しかった時代でしたが

ヴィンテージ・アンティークタトゥーより

明るいカラーが販売され、黒を含め5色で構成された。

(黒、赤、黄色、緑、茶)




その後、時代が流れアメリカントラディショナルに

日本伝統刺青(和彫り)やバイカーやヒッピー文化が入り絵柄が激変し、

インクの種類が急激に増えカラフルなタトゥーが誕生した。




大きく分けてこの3つ時代のどれを選ぶかで
同じモチーフでも仕上がりは全く違います。


これは本来のトラディショナルの楽しみ方です。


歴史・伝統・文化・背景。

追いかけるから、面白い☺️💕




2024年8月27日火曜日

可愛いと楽しさ

トラディショナルは全身を埋め尽くすイメージを

持たれる人が多いですが、今日は私が思う昔の

女の子達のおしゃれで可愛いハイセンスをご紹介致します🥰

無闇に何でも入れれば良いわけじゃなく、

体に合わせた大きさと、モチーフと場所☺️

入れる順番を大切にするとバランスが取れます♬

『タトゥーが入ってると、入れてるは違う』

この違いはとても大きく、

そして最後に差が出ます。

タトゥーは古くなる。それを前提に入れること😇

20年後30年後を見越して入れると

おじいちゃんおばあちゃんになっても

可愛いって言える体になる🌹

タトゥーは消えないからこそ

自分を大切にして楽しみたいですね😊


2024年8月19日月曜日

BOB SHAW

ここ最近、お客さんたちが写真を見て
かっこいい!って言っていたボブショーをご紹介いたします!!



ボブショーの見た目を良さと
バートグリムが仕上げたスリーブのセンス。80年前❤️‍🔥


歳を取るとタトゥーは古くなるけど
年齢が味になるのが良いタトゥーですね☺️



バートグリムからタトゥーを習い、彫師になったボブショー。

1943年ボブはアメリカ陸軍に入隊し、
1946年に陸軍を除隊したのち、彼はまたタトゥーの世界に戻り、

その後バートグリムの店を継ぎました。

1993年66歳で亡くなるまでナショナルタトゥー協会の会長として、

タトゥー業界の発展に関わっていました。



〝タトゥーを勉強したければ、沢山タトゥーに触れる機会を持たないとだめなんだ。
もしくはタトゥーに関するアイデアをくれる誰かが側にいないとだめなんだ。
よくタトゥーアーティスト達が『自分は師弟関係などは持たず、
タトゥーを誰からも教わらず、技術を積み上げて来たんだ』
なんて言ったりしているけれど、そんな事は絶対ない。
彼らは自分では気付いていないだけで、色々な人のタトゥーに触れ、
色々な方法でアイデアをもらっているはずなんだ。
色々な人の助けを得ているのに、その事を認めようとしない〟


今の時代にも言えるとても深く心に残るボブショーの言葉。

素敵です☺️!!


2024年7月12日金曜日

知る事の大切さ


時は1769年に遡る。


1769年6月3日に地球と太陽の間を通過する予定だった金星の太陽面通過を観測するためのタヒチへの遠征をイギリス国王ジョージ3世が承諾したところから始まる。


その航海には本来、有名な地理学者で天文学者のアレクサンダーダルリンプルを

指名したが、航海知識が乏しかった為、

代理でジェームス・クック

〝キャプテン・クック〟が同行した。


タヒチへの航海で芸術大好きな科学者ジェセフ・バンクスが

1771年その時のポリネシアのタトゥーの過程を記述した。

バンクスは日記の中でデザインや用途、

タヒチの人々がなぜそれほどの苦痛に耐えるのか、

本当に不思議に思った事を記していた。


クックの船員はポロネシアの伝統に魅了され、

芸術を学んだ。これをきっかけに

船内でのタトゥーが始まったわけなのです。


キャプテン・クックは1774年に再度タヒチへ戻り

現地民であったオマイという男性を連れて本国に戻った。

オマイの身体に入ってるタトゥーは人々を釘つけにし、

オマイは富裕層や民衆に囲まれ時を過ごし、

1776年帰国した。


そして、その後の航海日誌にクックは

次の様に言葉を残した。


〝サンドイッチ諸島(ハワイ)に上陸した時、

住民はタヒチ人より肌が黒かったが、似た様な言語を話し、

男性は様々な刺青を入れているハンサムな人種だった事に驚いた〟と。

これがクックによるタトゥーについて言及された

最後の言葉であった。


1779年。

ハワイの住民に殺され、クックの人生に幕が下りた。


約250年の時を経て、タトゥーの歴史として

語り継ながれる人生。

トラディショナルの始まるきっかけにもなった

出来事でもある。




…ちなみにその時、日本は江戸時代🇯🇵

2024年6月22日土曜日

THE TRADITIONAL🌹


今日はドーンっと
一目で遠くから見てもトラディショナル🌹


TATTOOED BY MAKI

今後、増やす事になっても続けられるような入れ方です😊
トラディショナルは見せる文化🌹

痛い場所、おつかれさまでした😊
ありがとうございました!


2024年6月21日金曜日

7年ぶりにブログ復活☺️

初めまして😊インクラットタトゥーのマキです。

7年ぶりにブログを復活致しました!
日々のインクラット日記とトラディショナルの歴史や背景・伝統を織り交ぜながら、今の時代まで継がれてきた物語をご紹介していきたいと思います🌹
そんな今日…😊

主張するアメリカン🌹🦅コイルのタトゥーマシン tattooed by Rei
スリーブ仕上ってきました😊お疲れさまでした

ブログは日々更新の予定でおります♫お楽しみに😊

2017年9月6日水曜日

Tony P


4日前、
ニューヨークでアメリカントラディショナルタトゥーの
レジェンド、トニーPが亡くなりました。

現役で残っている数少ないレジェンドでした。

心よりご冥福をお祈りします。